元カープのバティスタが来季台湾・富邦でプレー
ドミニカのカープアカデミー出身で2016年から2019年までカープに在籍した、サビエル・バティスタ選手が、来季、台湾の富邦でプレーする見込みであることがわかりました。
バティスタといえば、ドーピング検査で陽性反応が示されたため、NPBアンチ・ドーピング委員会より6か月間の出場資格停止処分が科せられた後、カープ球団が契約を解除しています。
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衝撃的だったドーピング発覚!!
バティスタは、2019年8月17日、ドーピング検査で陽性判定を受けた後、一軍選手登録を抹消されます。そして同年9月3日、NPBアンチ・ドーピング委員会より6か月間の出場資格停止処分が科せられます。
ただ、世間からは、処分が科せられた時期が、シーズン終盤であったことから、実際にペナルティーを受ける期間が短すぎるとの非難を浴びました。
本人は薬物使用を否定し、カープも半信半疑だったものの、結局、バティスタ側から、ドーピングの陽性判定を覆すだけの材料が揃わなかったとかで、翌3月2日、契約を解除されました。
デビューは圧巻
バティスタは、2016年育成契約でしたが、2017年はウエスタン・リーグにおいて、開幕から5月下旬にかけて、39試合に出場、打率363、ホームラン14本、打点38と三冠王の大活躍が認められ、支配下登録を勝ち取ります。
契約期間は何と6年間、それほど期待が高かったのだと思います。
バティスタも期待に応え、6月3日1軍に登録されると、同日、代打で初登場、ここで何と初打席初ホームランを記録します。更に翌6月4日も、6回裏代打で登場しホームランと、NPBの一軍公式戦初打席から通算で2打席続けてホームランを記録しました。
これは、NPBでは史上3人目、外国人選手および育成契約を経験した選手では初の快挙です。また、6月7日の日本ハム戦ではあの広い札幌ドームで1試合2ホーマーを記録しています。
2019年のV脱はバティスタの影響も大
2019年は、丸が巨人にFA移籍した年でしたが、カープは緒方監督の下、選手一丸となって戦っており、バティスタが離脱するまではAクラスをキープしていました。
ただ、バティスタの離脱や緒方監督による野間選手への暴行問題が浮上するなど、チームのムードも悪くなり、最終的には阪神に追い抜かれ、Bクラスへ転落することになります。
バティスタは8月17日に離脱するまで26本のホームランを放っていました。このシーズン、チーム最多ホームランは鈴木誠也の28本ですから、もしバティスタが離脱しなかったら、30本は確実で、チームの最多ホームランを放っていたと思います。
これだけの長打力を持つ選手が突然いなくなる訳ですから、影響力は大きく、得点力の低下に繋がることになりましたね。
真実は闇の中
このように長打力が魅力のバティスタですが、実際、薬物を使用したのかなど、詳細は不明のまま、真相が明らかにされることはありませんでしたね。
ただ、そうなると、あの打棒もすべて薬物のせいにされるので、そこは何とも言えず、複雑な心境になります。
メヒアはドーピングと無関係なのか!?
バティスタと同じく、メヒアも2016年に育成契約、2017年に支配下契約を勝ち取りますが、気になるのは、バティスタとともに在籍した2019年までの成績と2020年以降の成績です。
メヒアは2019年、56試合に出場し、打率259、ホームラン7本、打点17の成績を挙げますが、翌2020年は37試合の出場、打率188、ホームラン2本、打点4と成績を落とします。更に2021年は、18試合の出場、打率216、ホームラン0本、打点0となります。
この成績を見ると、メヒアも、もしかして2019年まで薬物をやっていて、バティスタがドーピング検査で引っかかったので、慌ててやめて成績も落ちたと言われかねないです。
もちろん、証拠もないし、単なる憶測に過ぎませんけど、ちょっと気になりました。
バティスタの活躍に期待
バティスタは、今シーズン、メキシコでリーグ2位の19ホーマーを放っています。まだまだ長打力は健在のようです。来季は台湾で活躍してほしいですね。
カープへの復帰はないか!?
やはり、カープへの復帰は難しいのかも知れないですね。ドーピング違反疑惑の真相が明らかになっていませんし、社会全体としてコンプライアンスに厳しいですからね。
ただ、現在薬物はやっていないとは思いますし、まだ29歳ということで、できれば、もう一度、カープのユニフォームを見てみたいものです。
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