中日が阿部、京田と主力を相次ぎトレード
立浪監督率いる中日が、クリーンアップを打っている阿部を楽天涌井とトレード、また、本日、京田とDeNA砂田とのトレードを発表しました。最近の球界はトレードに消極的でしたが、今年は例年になく活発で、しかも主力級のトレードが目立ちます。そこでカープもこの流れにのるのか、考えてみました。
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今オフのトレード
今オフのトレードは、次の表のとおり、今回の京田ー砂田により6件目となりました。6件を超えるのは、2012年の8件以来だそうです。
球団 | 選手 | 球団 | 選手 |
阪神 | 斎藤友貴哉投手 | 日本ハム | 渡辺諒内野手 |
江越大賀外野手 | 高浜祐仁内野手 | ||
西武 | 山田遥楓内野手 | 日本ハム | 佐藤龍世内野手 |
広島 | 長野久義外野手 | 巨人 | (金銭) |
オリックス | 斎藤綱記投手 | 日本ハム | 石川亮捕手 |
中日 | 阿部寿樹内野手 | 楽天 | 涌井秀章投手 |
中日 | 京田陽太内野手 | DeNA | 砂田毅樹投手 |
今年は、現役ドラフトにより、12球団一斉のトレードも行われますので、例年になく、もしかしたら史上稀にみるトレードが行われるかも知れません。
ここ最近、トレードに積極的なのは、新庄日本ハム、石井楽天が挙げられますが、今年は立浪中日が積極的なトレードを敢行していますね。
カープのトレード
では、カープはどうなんでしょうか。
先ほどの表にあるとおり、今オフ、長野選手を無償トレードで巨人に出していますが、これはトレードというより、言葉は悪いですが戦力外に近いのではないかと思います。
次の表は過去5年間におけるカープのトレード一覧です。
選手については1軍半クラスが多いですね。
かつては、江夏ー高橋直樹、高橋慶彦・白武・杉本ー水上、高沢にように、主力級のトレードが頻繁に行われていました。
ただ、FA制度が出来てからは少なくなりましたね。
年 | 選手 | 相手球団 | 相手選手 |
2019 | DJジョンソン | 楽天 | (金銭) |
2018 | 福井 優也 | 楽天 | 菊池 保則 |
2018 | 下水流 昂 | 楽天 | 三好 匠 |
2017 | 美間 優槻 | ソフトバンク | 曽根 海成 |
新井監督の方針
今オフの立浪監督は、かつての星野仙一氏のように、チームを変えるためには、思い切った選手の入れ替えが必要との考えで、主力級をドンドン出しています。
では新井監督の考えはどうなんでしょうか。
先日、若手主体のキャンプのあいさつにおいて、「嫌いな選手はいない。ここにいないメンバーも含めすべてが家族。一体となって優勝したい」といった話をしていました。
ですから、トレードは積極的ではないのかと思いましたね。
トレード要員になるとすれば
今オフは現役ドラフトもあるので、必ず誰かは移籍することになります。
ただ、中日のように主力級のトレードはしないと思います。
ですから、トレードするとすれば、FA権を取った選手、若手を除き、ここ近年成績が落ち気味の選手ということでしょうかね。
となると、岡田、一岡、薮田、磯村辺りになるのでしょうか。
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最後に
新井監督は1年目なので、今オフはそこまで選手を入れ替えないと思います。来季終わった時にどうするのかということでしょう。もちろん来季の成績によっても左右されるでしょうけど。
今オフは現役ドラフトもありますし、球界全体としては、それが終わってからも色々と動きがありそうですね。
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コメント
正直新井監督の最初の発言はなんかなあと思いました。
あんな発言でポストシーズン戦えるのかと思いました。
こんなことで何年も役に立ってないベテランに引導を渡せるのかと疑問に思いましたね。
現役ドラフトで誰が出るかは分かりませんが、磯村はないと思いますよ。
なんだかんだで必要ですし、磯村出せば指名権一巡目が貰えるとは思いますけど、他球団が戦力外みたいな選手しか出していなかったら損しかしませんからね。
誰が出るかはまだ未知ですね。主力クラスはないと思いますけど予想できません。
さて、トレードに関してですが、中日が仕掛けているトレードは、京田に関して言えば1年目がピークでFAまであと1年と100日ない上に立浪との関係性からFAする可能性が高いですし、それならあと2年と30日(3シーズン)保有できる上に中日は福が病気離脱して左腕が不足しているので、砂田獲得はそこまで変なトレードではないと思います。
横浜も森が育つまでのつなぎで獲得しているはずですし。
阿部とのトレードが先に発表されたことが足元見られているみたいに言われている元凶かなぐらいにしか思いません。
星野政権時代はトレードもありましたし、そのイメージかなと思いました。
広島が大きなトレードやるなら西武相手かなと思いました。
狙うのは源田で、交換相手は中村奨成と小園。
ただ、個人的に奨成と小園が必要ないと思っていることと、リスクを取ってでも源田に魅力を感じているからですけど。
西武と広島の球団にとってのメリットですが
・西武
来年145日出場すれば源田はFAになる。交通面やドーム環境面から西武はFAする選手が多い。
源田は妻が誹謗中傷に晒されたこともあって、環境を変えたいと考えて来年オフにFAする可能性がある。他球団から人的補償を貰えても1人な上に多くはトレードよりも微妙な選手を獲得する可能性が高い。
それなら感情論を抜きにすればFA前に複数の有望株を貰った方が西武からしても得。
源田は1年しか保有できない可能性があるが、小園はあと5年保有できる。仮に源田が残留したとしても5年後は34歳。鳥谷を見ていると遊撃手は35歳前後でガタが来る可能性があるが、5年後の小園は27歳でまだまだ働き盛り。
・広島
中村奨成は週刊誌でトラブルを暴露される、小園は妻がティックトッカー兼YouTuber兼モデルと言う野球選手の妻としてはかなりレアな上に過去にはトラブルを起こしたこともあり、将来的にチームにとっての爆弾になる可能性がある。
トラブルメーカーになる可能性がある中村と小園をチームから放出することでチーム全体を引き締めることができる。
少なくとも遊撃手としては小園より源田の方がはるかに上でFAのリスクを負っても遊撃手をアップグレードする価値はある。源田と菊池の二遊間は鉄壁。
源田の守備から羽月や韮澤、矢野といった若手が学ぶことも多いはず。
現状の支配下枠が68なのでもう少し空けたい。(西武の支配下は森の人的補償の選手が加入すれば67、金銭補償なら66なので広島よりは枠がある)
球団ではなく選手にとってのメリットも無論あります。
・源田
天然芝の球場でプレーできる。
背番号6はカープだと空き番号なのでそのまま貰える可能性が高い。
森下が高校の後輩。秋山はかつてのチームメイト。不仲でなければ源田が寂しい思いをすることはない。ただし森下や秋山と不仲だった場合は源田獲得は不可能となるリスクもある。
・中村奨
森友哉が移籍したため捕手ががら空き。少なくとも広島よりは出場機会が貰える。
・小園
基本的に広島でもお客さん感覚で試合に出させてもらった感はある。
能力はあると思うので、西武ではちゃんと競争に勝てば遊撃手として試合に出れる可能性はある。
ここに記している以外にも、西武はなんだかんだでトラブルメーカーが多いですし、佐藤も速度超過のトラブルを起こしましたが帰ってきてます。
過去には相内がそこそこ居座っていたので、ある程度のトラブルには寛容な面もあります。
それに中村奨成と小園はチームから放出されたらまずお客さん扱いはされませんし、ちゃんとした競争を強いられるので選手としても伸びる可能性があります。
源田、若手1人⇄中村奨成、小園、投手で誰かみたいなトレードでもいいかもしれませんが。
破談になるリスクがあるとすれば、小園はまだ4年目、いくら西武で源田の穴埋めで試合に出れたとしても報徳学園が小園放出をどう感じるかというのはあるかもしれませんし、前述の通り森下や秋山と源田が不仲だった場合トレードは確実に破談ですしそもそも持ちかけられることもないでしょう。
BSでMLBの試合ちょくちょく見るので、MLBの複数トレードみたいな時には思い切ったことをNPBでもやって欲しいですね。
こんにちは
中村奨成はまだ契約更改していませんし、これは何かの前触れなのかわかりませんが、不気味ですね。