勝利の方程式が確立されないカープ
昨日、首位に返り咲いたカープですが、8回に登板したケムナが四球連発で期待に応えることができず、当初予定していた島内、中崎の方程式が崩れたままのカープ。今後、セットアッパーをどのように立て直していくかが鍵になります。そこで、今候補となっているタイプとは真逆である野村が候補になり得るか考えてみました。
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セットアッパーの条件
ひと昔前から、セットアッパーの条件として、速い球が投げられる、連投が利く、肩の仕上がりが早いなどが挙げられてきました。
速い球が投げられるというのは、ピンチで登板するケースが多いので三振が取れること、連投が利くというのは、連日登板する機会も多いこと、肩の仕上がりが速いというのは、試合展開が変わってもすぐに準備ができるなどがあるためでしょうね。
ただ、現在は、ピンチの場面で登板するケースもありますが、イニング頭から1イニングだけ任せるというケースも増えています。
当然、速い球が投げれるというのは魅力ではありますが、ノーコンで四球連発というのは論外ですよね。
ですから、一人くらい、コントロール重視の投手が加わってもいいように思います。
カープのセットアッパー候補
今シーズン、カープは、7回島内、8回中崎という勝ちパターンを想定していました。ところが島内、中崎ともになかなか結果を残すことができず、中崎は2軍落ちとなりました。
島内、中崎に代わる候補として、昨年、セットアッパーを務め、先日ようやく1軍登板を果たしたケムナを試しましたが、皆さまご存知のとおり、昨日は四球連発でしたよね。
昨シーズン、活躍したコルニエルはウエスタンリーグで4試合に登板して、1勝1セーブ、防御率2.25という内容です。
また、3連覇の時に大活躍したフランスアは、故障でもしているのか、未だ、ウエスタンリーグでの登板はありません。
3連覇の時には、フランスアのほか、今村、一岡、ジャクソンなど、いい投手が揃っていたのですが、何年も連続して活躍するというのは難しいようですね。
ターリー、森浦も不安
昨日、見事な火消しを見せたターリー、森浦ですが、まだまだ不安ですね。
ターリーの場合、昨日、佐藤を三球三振に抑えますが、初球、2球は明らかな高めのボール球を佐藤が強振したもので、選球眼が良ければ、ノーストライクツーボールとなっていた可能性が高いです。
となると、四球を恐れ、置きにいったボールを痛打されたか、四球で押し出しになった可能性は否めません。5月6日の横浜DeNA戦でも、コントロールを乱す場面もありましたので、不安ですね。
また、森浦もいい時と悪い時がはっきりしているので、まだ安心できません。
野村にセットアッパーは無理なのか
そこで、候補に挙げたいのが野村です。
野村の場合、速い球を投げないので、従来から言われているセットアッパーの条件には当てはまらないかも知れませんが、抜群のコントロールで、四球を連発して自滅することはありません。
野村は、プロ初登板から連続先発登板の日本記録を保持していますが、もう先発にこだわっている立ち位置ではないでしょう。
現在、カープの先発投手は、大瀬良、九里、森下、床田、アンダーソン、遠藤の6名。彼らに続く候補者が玉村、高橋昂也、中村祐太、森、大道あたりでしょうか。
先発は何人いてもいいとは言われますが、玉村、高橋昂也あたりであれば、まだ、若いですし、今年無理でも来年以降チャンスがあるでしょう。
ただ、野村の場合、今年33歳になりますし、このまま先発にこだわって埋もれてしまうくらいであれば、一度、セットアッパーとして試してみるのもいいのではないかと思います。
最後に
野村はFA宣言しないで、残留してくれた投手です。現在、ウエスタンリーグで、5試合に登板し、1セーブ、防御率0.90という数字を残しています。
是非、1軍での雄姿を見たいものです。
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