離脱中の西川の復帰時期は未定
カープの東出総合コーチによると、故障で離脱中の西川選手について、まだランニングも行っておらず、復帰のめどが立っていないことが判明しました。長期離脱も視野に入れなければならない状況ですが、カープは、現有勢力の底上げを唱えるだけで、頭の中に戦力補強という言葉はないようです。
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現有勢力での西川の代役は
西川は、開幕当初は1番でしたが、小園の不振により離脱前までは3番を担っていました。
離脱後の3番には、中村奨成、宇草、松山、長野などが務めましたが、リーグ戦に戻る明日以降、DH要員の松山は真っ先に候補から消えるでしょう。となると、中村奨成、宇草、長野が残りますが、西川と比較すると見劣りすることは必至ですね。
野間の状態が良ければ、1番宇草、3番野間も面白いと思ったのですが、現実的には厳しいでしょうね。
希望的には中村奨成が担ってくれれば、地元カープファンは喜ぶでしょうが、まだまだ力不足は否めません。スタメンで出るにしても下位打線が妥当でしょうね。
なかなか候補は見つかりませんが、挙げるとすれば堂林が適任ではないかと思います。
交流戦において、カープの選手は誰一人打率を上げることはできませんでした。ただ、堂林は5月の月間打率217から6月は276に上昇させています。
また、昨年、カープで二桁盗塁を記録した選手は皆無でしたが、2020年シーズンでは、堂林は17盗塁を記録しており、機動力を使えば大きな戦力となるでしょう。
新外国人は補強しないのか!?
カープは、昨年オフ、クロンとメヒアの外国人野手2名を戦力外としましたが、今シーズン外国人野手はマクブルームしか補強していません。
メヒアはドミニカ枠かも知れませんが、鈴木誠也も抜ける中、何故、外国人野手を1名しか補強しないのか理解に苦しみます。
外国人投手は、アンダーソン、ターリーと2名補強していますので、コロナ禍で外国人選手の獲得自体慎重になっている訳でもありません。
他球団では、外国人補強のニュースがちらほら聞こえてきますが、カープはサッパリですよね。
かつてはエルドレッドやキラも
2012年、カープには新外国人選手としてニックが加入しました。ところが、6月11日、靱帯と半月板損傷で登録抹消となり長期離脱となると、6月21日、エルドレッドを緊急補強しています。
ニック離脱からわずか10日後のことです。元々、狙っていたのかも知れませんが素早い対応ですよね。そのエルドレッドも、翌2013年極度の不振に陥いると、6月11日にキラを緊急補強しています。
ですから、補強しようと思ったらできると思うのですが・・・・。やはり、コロナ禍の収入減が響いているのでしょうか。
トレードの可能性
例年、交流戦が終わると、サインプレー等の情報漏洩のリスクが低くなるので、他リーグとのトレードが成立しています。
最近では、2019年、三好と下水流、2018年、美間と曽根などの例があります。ただ、それ以降はありませんし、あっても控えクラスですね。ですから、3番打てるような選手を狙うとなると、カープ側もそれなりの選手を用意しないといけないので、これは現実的ではないでしょう。
最後に
佐々岡監督は、「開幕戦は試合前に、監督、コーチ、選手、スタッフら全員で手をつなぎ、ロッカールームで気持ちを奮い立たせたが、その時の気持ちをもう一度もって戦おう」とチームを鼓舞したそうです。
しかし、こんな手を繋いで頑張ろうなんて、幼稚園じゃあるまいし、精神論だけでは難しいのではないか。
開幕前は当然ながらゲーム差0、全チーム一斉にスタートラインに立っていた訳ですが、今は全然状況が違いますからね。
お手並み拝見といきましょう。
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コメント
どのみち優勝を目指さないならシーズン諦めて主力投手をトレードに出して中軸候補複数ということもできますけど、NPBだとハイリスクすぎるのでないでしょうね。
緊急補強すらしないなら先発投手候補を怪我しない程度に投げさせれば良いのではないでしょうか?
個人的には腰掛け入団でも良いのでパドレス退団した秋山欲しいところです。
腰掛け入団はMLBではよくあるので、別に秋山に限った話ではないですが、短期補強の1つとして日本でも普及してもらいたいものです。
ダメなら切れば良いだけですし、年俸保証した上での途中での契約解除もできれば他球団も手が出しやすいといった編成面でのメリットもなかなか進みませんしね。
maxさま
いつもありがとうございます。
投手陣については6人にこだわりすぎのように思います。
6人すべてを中6日で回すのではなく、例えば好不調の波が交互にくるアンダーソンは、登板、抹消を繰り返し、抹消の間、他の選手と入れ替えてもいいのではないでしょうか。