本日のオープン戦は４－４で引き分け

　カープは、本日、オリックスとオープン戦を行い、４－４で引き分けました。先発床田は２回までに４失点も、３回から５回は修正してパーフェクトに抑えると、期待の新戦力、デビットソン、田村が一発を放つなど、打線が追いつき引き分けています。

デビットソン、田村がホームラン

　今日のスタメンは、秋山、野間、マクブルーム、西川、デビットソン、小園、会澤、韮澤、床田というメンバーでした。

　このうち、期待の新外国人選手、デビットソンが、４回、山下の真ん中高めのストレートをバックスクリーン左に打ち込むソロホームランを放ちます。

　ここまで、日本の投手陣に苦しんでいましたが、11日のオープン戦・ヤクルト戦では、タイムリーツーベースを放っており、徐々に慣れてきたのではないでしょうか。

　特に相手投手の山下に対し、カープ打線は、４回2/3で１０奪三振を奪われており、この投手から打ったというのも価値がありそうです。

　更に７回には、途中からライトの守備についていた田村が、ライトスタンドへホームランを放っています。

　このキャンプ、最年少で１軍キャンプに抜擢され、ここまで１軍に帯同していますが、３月１４日から３試合連続ヒットで、オープン戦の打率も４１７としています。

　しかも、少ない打席の中で結果を残すというのは、素晴らしい集中力ですね。

　先般、秋山が若手が出てこないと嘆いていましたが、この田村は期待できるのではないでしょうか。

　逆に、先日、田村とともにタイムリーヒットを放った韮澤は、スタメンで出場しますが、今日は、４打数ノーヒット２三振と活躍できませんでした。

床田が５回４失点

　一方、先発の床田ですが、ワンナウト後、宗にヒット、中川をピッチャーゴロに打ち取るものの、杉本を歩かせ１，２塁、ここで森にタイムリーを浴びます。

　２回も、先頭の野口にヒット、紅林を三振に打ち取るも、福田にヒット、太田を三振、宗をフォアボールで満塁。ここで中川に走者一掃のタイムリースリーベースを打たれます。

　ただ、３回から５回まではパーフェクトと修正しています。

　ですから、序盤失点しましたが、しっかり立て直しており、ここはそんなに信頼が揺るがることはないのではないでしょうか。

アドゥワ、松本、ケムナは無失点リレー

　６回以降は、アドゥワが２イニング、松本、ケムナが１イニングずつ放りますが、無失点リレーを見せます。

 　今日は、ケムナが初めて無失点に抑えていますが、新井監督はケムナが好きですねえ。

　松本は、アウト３つをすべて三振で奪っており、そろそろ、女性問題も頭から吹っ切れたかも知れませんね。

２軍では中村貴浩が大活躍

　２軍は、今日がウエスタンリーグの開幕戦。カープは阪神と対戦し、７－３で初勝利を飾っています。

　その中で、２番ライトで先発出場した、育成ドラフト２位、中村貴浩が、５打数４安打３打点、１本塁打と、大活躍を見せています。

　育成出身ですが、九州産業大学では長距離砲として活躍しており、意外と早く支配下登録される可能性もありますね。

最後に

　このキャンプから、中々新戦力が出てこないと思っていましたが、今日はデビットソンが待望の一発。また、田村、２軍では中村貴浩もホームランを放つなど、新戦力が結果を残しています。

　ただ、田村も中村も左打者なので、左は本当に競争が熾烈になっていますね。

　西川、秋山、野間は一歩抜けているとは思いますが、この３人を追う、大盛や、宇草などは、内心穏やかではないでしょう。

　切磋琢磨して、頑張ってほしいですね。

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