中村奨成、中村健人がシート打撃で結果を残す
日南キャンプでは、今キャンプ初のシート打撃が行われ、5年目中村奨成と、昨年のドラ3中村健人が揃って結果を残しました。熾烈な外野手争いを繰り広げる二人の今後を考えてみました。
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中村奨成はプロ入り5年目
まず、かつてのドライチ中村奨成 22歳。甲子園での大会ホームラン記録を塗り替え、地元広陵高校から鳴り物入りで入団して、早や5年目を迎えます。
プロ入り後は、木製バットの対応や、キャッチャーへのこだわり、故障等もあり、なかなか結果が出ませんでしたが、昨年あたりから、少しずつ1軍に出場するようになりました。
中村健人はルーキー
片や、昨年のドラサン中村健人 24歳。こちらは中京大中京から、慶応義塾大学、トヨタ自動車を経ての入団となります。
二人の比較
二人を比較した表が次のとおりです。体型ですが、身長、体重ともに健人の方が大きいですね。特に体重は14キロの差があります。ただ、走力はほぼ同じになっています。
年俸は奨成が900万円に対し、健人は1100万円。やはり即戦力ルーキーは高いですね。
中村奨成 | 中村健人 | |
年齢 | 22歳 | 24歳 |
体型 | 181cm 76kg | 183cm 90kg |
50メートル | 6秒0 | 6秒3 |
年俸 | 900万円 | 1100万円 |
シート打撃の成績
7日に行われたシート打撃において、奨成は、スリーベースヒット、ツーベースヒット、タイムリーヒットと、唯一3安打を放つ大活躍を見せれば、健人もタイムリーを含む4打数2安打、1盗塁とアピールしています。
また、二人とも好走塁が目立ち、実戦向きと首脳陣の評価も高いですね。
外野のポジションを奪うのは!?
ここまで、二人とも甲乙付けがたい成績を残していますし、末包、正随もアピールを続けています。ですから、現段階でどちらが上とかはまだ言えないでしょうね。
ただ、出場機会を求め、末包はファーストの練習に取り組んでいますし、中村奨成はレフトの練習を始めており、場合によっては昨年ファームで守ったサードの練習をするかも知れません。
複数ポジションを守るメリット、デメリット
首脳陣にとっては、複数ポジションを守れる選手の方が使い勝手がいいですね。かつて古葉監督の時代から、しきりに複数ポジションを守れる選手を育成してきました。
ただ、逆に複数ポジションの守備練習を行う必要があり、守りが中途半端になる可能性があります。
かつて、西川はサードでエラーを重ね、外野に回されました。また、鈴木誠也も当初はショートかサードで出場していましたが、守備の負担がバッティングにも影響しだしたので、外野にコンバートされています。
昨年、坂倉が本職のキャッチャーとファーストを掛け持ちしていましたが、秋季練習ではサードの練習も行っていました。
坂倉はせっかく、昨シーズン、リーグ2位の打率を残すなど大活躍しましたが、これ以上、守備の負担があると、打撃にも影響するのではないかと危惧してしまいます。
ですから、誰でも複数ポジションに挑戦するのではなく、ある程度、固定したいですよね。
最後に
このW中村の勝負は始まったばかりで、どちからが勝つのか何とも言えません。これから、実戦が増えていくので、いかに実戦で結果を残せるかでしょうね。
奨成の方が若いですし、地元出身の選手ですから頑張ってほしいですが、ここは実力世界なので、高いレベルで競ってほしいものです。
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