赤松が1塁、小窪が3塁コーチ
新井監督は、来季1塁ベースコーチに赤松、3塁ベースコーチに小窪を充てる方針ということがわかりました。今季は、東出野手総合コーチの「盗塁はリスクがあるからさせない」とする、信じられない方針で、チーム盗塁数はリーグワーストとなりましたが、機動力野球復活に向け、新たな布陣で臨むようです。
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赤松氏について
赤松氏は、ご存知のとおり、新井氏が阪神へFA移籍した際の人的保障でカープに移籍した選手です。現役通算13年ですが、阪神で3年、カープで10年ですから、すっかりカープ色が似合っていますね。
赤松氏と言えば、何といっても守備と足、守備では2010年から引退するまで、ノーエラー、守備率10割の達人で、2010年にはゴールデングラブ賞を受賞しています。
また、盗塁に関しては、172回企画して、成功が136、失敗がわずか36と、その成功率が非常に高い選手でした。
赤松氏は、盗塁について、足が速ければ成功するというわけではない。相手投手のクセやバッテリーの配球を読むことで、思い切ったスタートを切ることもできる。その辺の洞察力というのを全体で磨いていかないと、盗塁数は増えていかないとして、意識改革を徹底するようです。
ですから、選手個々の練習はもちろん必要でしょうけど、裏方は、AI等を活用して、相手投手のクセを十分に研究するなど、チーム全体で対策してほしいですね。
小窪氏について
では、今季、1塁ベースコーチであった小窪氏についてですが、小窪は内野手でしたので、守備面では単純に赤松と比較はできないでしょう。
ただ、盗塁に関してですが、11回企画して、成功が7、失敗が4ということです。ですから、赤松と比べると盗塁数についてはけた違い。これでは、選手に盗塁の指導はできないでしょう。
河田ヘッドか東出コーチが教えていたのでしょうか、その辺はよくわかりません。
機動力は盗塁だけではありませんが、企画数も失敗数もワースト。
これでは攻撃のバリエーションが限定的になりますし、相手投手にとっては楽でしょうね。
カープのチーム盗塁数
次表は、過去11年におけるカープのチーム盗塁数の推移です。
佐々岡政権3年のうち、初年度、2年度は64、63とほぼ同数でした。この数字は、3連覇当時に比べ約半数の数字でした。
3年目の今季は、2軍から東出コーチを1軍野手総合コーチに抜擢し、機動力野球の復活を期待されたものの、蓋を開ければ、真逆の展開となりました。
昨年の半数以下、25年振りの優勝に輝いた2016年に比べ、1/4以下に落ち込んでいるのです。
全く、東出コーチは一体何をしたかったのでしょうかね。
もちろん、我々にはわからないチーム事情で、下半身に故障を持つなど選手が多かったのかも知れませんが、走らないことをわざわざマスコミに公表する必要はないでしょう。
年 | 盗塁数 | 順位 |
2022 | 26 | 5 |
2021 | 63 | 4 |
2020 | 64 | 5 |
2019 | 81 | 4 |
2018 | 95 | 1 |
2017 | 112 | 1 |
2016 | 118 | 1 |
2015 | 80 | 4 |
2014 | 96 | 3 |
2013 | 112 | 3 |
2012 | 79 | 4 |
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最後に
盗塁数について、なかなかすぐに結果が出るとは思いませんが、新井監督は「ミスがあってもいい。思い切ってやってほしい。」と話しています。
今季は、盗塁死も多く、そのうち、どうせ失敗するからとの思いから、走らなくなったように思います。
ただ、佐々岡監督がコロナ離脱し、河田ヘッドが代行した試合では、積極的に走っていました。
是非、来季は1年間通じて機動力野球を見せてほしいものです。
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