マクブルームはセリーグ助っ人NO!の打率
カープは、ここ数年外国人野手に苦労してきましたが、今年新加入のマクブルーム内野手は、ここまで86試合に出場、打率283、打点52、ホームラン12の数字を残しています。打率は規定打席に達している外国人でトップ。全体でも11位の好成績です。そこで、複数年契約を結ぶべきか考えてみました。
|
過去10年の外国人野手の中でもトップクラス
2012年以降、過去10年間にカープに入団した外国人野手は次のとおりです。
開始年 | 最終年 | 選手 | 成績 |
2012 | 2013 | ニック | 66試合、打率223、10本塁打、27打点 |
2012 | 2018 | エルドレッド | 577試合、打率259、133本塁打、370打点 |
2013 | 2013 | ルイス | 79試合、打率268、4本塁打、20打点 |
2013 | 2014 | キラ | 154試合、打率258、25本塁打、85打点 |
2014 | 2015 | ロサリオ | 111試合、打率309、16本塁打、61打点 |
2015 | 2015 | シアーホルツ | 65試合、打率250、10本塁打、30打点 |
2015 | 2015 | グスマン | 34試合、打率230、3本塁打、12打点 |
2016 | 2019 | バティスタ | 263試合、打率257、62本塁打、145打点 |
2016 | 2021 | メヒア | 142試合、打率237、12本塁打、29打点 |
2016 | 2016 | ルナ | 67試合、打率272、5本塁打、34打点 |
2016 | 2016 | プライディ | 1軍出場なし |
2017 | 2017 | ペーニャ | 22試合、打率216、0本塁打、2打点 |
2019 | 2019 | サンタナ | 13試合、打率182、0本塁打、5打点 |
2020 | 2020 | ピレラ | 99試合、打率266、11本塁打、34打点 |
2021 | 2021 | クロン | 42試合、打率231、6本塁打、16打点 |
以上15人入団していますが、うち複数年在籍した選手は、ニック、エルドレッド、キラ、ロサリオ、バティスタ、メヒアのわずか6人しかいません。特に最近はひどいですね。
残りの9人のうち、ルナはまずまず良かったのですが、ケガで離脱しましたし、ピレラはまずまずでしたが、契約で揉めたと記憶しています。
こうなると、マクブルームは久々の当たり選手と言えるでしょう。
マクブルームの契約については、こちらのブログに書いていますので、良かったらご覧ください。
カープ マクブルーム内野手獲得!! ライトル、ロペス、エルドレッドとの差は?
マクブルームの必要性
マクブルームは、鈴木誠也に代わる4番打者の期待を込めて獲得しました。
現在、ホームランは12本と物足りないかも知れませんが、2016年に優勝したとき、当初4番はルナが務めていました。ルナはホームランこそ少ないですが、繋ぎの4番として活躍しましたね。
マクブルームはルナよりも長打力がありますし、選球眼がよく、フォアボールもよく選びます。
カープの次世代の長距離砲というと、林、末包当たりでしょうけど、伸び悩んでいます。ですから、ここは何としてもマクブルームに残留してもらい、日本人の4番が育つまでの間、頑張ってほしいですね。
1年目の成績はエルドレッドより上
カープ史上、最高の野手と言えば、エルドレッド、ライトル、ホプキンス、ラロッカ当たりが候補となるでしょうけど、エルドレッドは1年目、途中入団となりましたが65試合に出場し、打率262、ホームラン11、打点35を記録しています。
まだ、シーズン途中ですし、単純比較はできませんが、マクブルームの方がエルドレッドより上だと思います。
過去シーズン中に複数年契約した選手
過去、シーズン中に複数年契約を結んだ選手として有名なのは、ジョンソンでしょう。
2年目シーズンの2016年6月4日、球団の外国人選手歴代最高年俸に出来高を加えた条件で翌2017年から3年契約を結んでいます。
複数年契約を結ぶ弊害として、翌年の成績が落ちるということがあります。ジョンソンの場合も2016年シーズンは15勝7敗という成績でしたが、翌年は怪我の影響もあり、6勝3敗とガタ落ちになっています。
ただ、マクブルームの活躍をメジャーも黙って見ていません。マクブルームが在籍した3Aオマハの上部組織、ロイヤルズでは「ダイヤモンドの原石」として、評価していたようで、日本での活躍次第で再びメジャーへUターンさせることも考えているようです。
最後に
カープは、今シーズンに入ってから、長打力不足を解消するため、新外国人選手の獲得に動いたようですが、契約面で合意に至らなかったようです。何でも円安も大きく影響したとか。
ここまで、久々に当たりとなったマクブルームについては、早く来年の契約を視野に入れて交渉してほしいものです。
(良かったらクリックお願いします)↓😄
コメント
今の契約が70万ドルだったでしょうか?
円安だから80万ドルで契約しても1億円超えるんですよね。
それでも2年総額3億+出来高ぐらいならやってもいいとは思いますけど。
今年はさすがにこーすけ、會澤、松山、長野、中崎も年俸下がるでしょうし、予算に限りがあっても働いていないベテランの年俸下げれば再契約できなくはないと思います。
maxさま
おはようございます。
最近は、特に野手については当たりが少ないので、是非とも契約してほしいですね。