前田智徳は引退後ユニフォームを着ず
カープ一筋24年、通算打率は302とカープでは1位、あの王貞治も上回る天才、前田智徳ですが、引退後、コーチに就くこともなく、現在に至っています。そんな中、あの新庄氏がキャンプで臨時コーチを要請するなど、にわかに注目を集めています。そこで、前田智徳に焦点をあててみました。
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現役時代は孤高の天才
現役時代は、孤高の天才と言われ、他の者を寄せ付けないオーラを放っていました。特に打撃練習中は、報道関係者はもちろん、チームメイトも近寄りがたい存在だったようです。
ホームランやヒットを打っても、ほとんど喜びを表現することはなく、納得のいく打球でなければ、首をかしげるなど、まさに仙人のような感じでしたね。
ヒーローインタビューもほとんど拒否していますし、ある時、女性ファンが「頑張ってください」と声を掛けると、「お前に言われんでもわかっとる」などと、暴言に近いことを言って非難を浴びることもありました。
このように、変人扱いされる面はありますが、ケガの影響からかFA宣言もすることなく、カープ一筋で尽くしてくれましたし、晩年、代打専門となった前田が登場すると、球場全体がものすごい声援を送るので、人気は高かったと思います。
引退時にはオーナーから打撃コーチの要請
前田智徳は2013年に引退しますが、現役最後の年は打撃コーチを兼任しています。また、引退に際して、松田オーナーからは、将来、打撃コーチで戻ってこいと声を掛けられています。何でもオーナー自身、前田は監督のタイプではないと言っていましたね。
また、カープとアドバイザー契約を結び、商品開発の助言等を行うそうですが、今でも続いているのかどうかは不明です。
引退後はスイーツ男子
以上のとおり、現役時代は他の者を寄せ付けないオーラを放っていましたが、引退後は、現役時代のイメージが一転、よくしゃべり、また、スイーツ男子の一面を持っています。ですから、解説以外でも、ローカルのグルメ番組などにも出演していましたね。
もしかしたら、前田智徳自身、現役時代は前田智徳を演じていて、引退後の今が素なのかも知れません。
コーチのオファーはなし
前田智徳が引退してから、既に8年が経過しますが、コーチの話しとかはありませんでしたね。やはり現役時代のイメージが強すぎるのか、あるいは前田の野球理論に選手が付いていかないと判断しているのかわかりませんが残念です。
まさかプロゴルファー
最近、前田智徳は、野球ではなく、ゴルフ界の話題でよく登場します。アマチュアゴルファー日本一を決める大会で8位に入賞し、10位以内に与えられる来年の大会への出場権を手にしています。現役時代からゴルフの腕前は凄かったようですが、まさか本格的にプロゴルファーでも目指すのでしょうか。
ユニフォームを着ない大物
カープで引退後、コーチも監督もしない大物といえば、真っ先に国民栄誉賞を受賞した衣笠祥雄氏を思い浮かべます。既に亡くなったので、永遠にユニフォーム姿は見られませんが・・・。
他球団では、江川、江夏、張本、門田、清原などがいます。江夏と清原は薬物問題があるし、張本も年齢からして無理でしょうけど、他の選手は条件面とかあるのかも知れませんね。
前田智徳と榎本喜八
現役時代の前田智徳とよく比較されたのが、榎本喜八です。榎本は毎日オリオンズに入団し、通算2314本のヒットを放った大打者でしたが、ベンチの中で座禅を組んで長時間動かなかったりと奇行が目立つ選手だったようです。
また、現役時代の前田について、「話を聞く限り、彼には私と共通するものがあると思います」と発言しているので、どこか心が通じ合うものがあったのかも知れません。
そんな榎本ですが彼もまた引退後はユニフォームを着ることなく、この世を去りました。しかし、引退後は、打撃コーチの話しがいつきてもいいように、1日おきに、往復約42キロの道のりをランニングしていたとか。
再び見てみたい前田のユニフォーム姿
冒頭に書いた通り、新庄氏が前田智徳に臨時打撃コーチのオファーを出した(?)ようですが、今後の動向に注意してみたいです。
ただ、個人的にはまずはカープの打撃コーチをやってほしいと思います。
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