県工出身のDeNA石田投手がFA権取得
カープは、西川選手がFA権を行使するか否かで関心が高まっていますが、逆に他球団でFA権を行使した選手に対し獲得する意思があるのかどうか、カープはこれまでFA権を行使した選手を獲得したことはありませんが、今季、新井監督と同じ県立広島工業出身の石田健太投手が、仮にFA権を行使した場合、獲得するのか考えてみました。
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石田投手とは
石田投手は、広島市南区出身の30歳。
広島県立工業から法政大学を経て2014年ドラフト2位でDeNAに指名され、入団しています。
身長180センチ、85キロで、ここまで通算37勝43敗、防御率3.47と、成績は平凡でしょうか。
ただ、毎年、コンスタントに投げ続け、2020年には50試合に登板、最近は中継ぎが多い感じですかね。
カープと石田
石田投手は、高校卒業時には、左肩を故障したためプロ志望届は提出しておらず、大学卒業時に提出しています。
石田のドラフト年、当初カープは、広島出身の有原か石田かどちらかを1位指名と考えていたようですが、実力が上と判断した有原を指名。
しかし、くじで外したため、当時、緒方新監督の強い要望で野間選手を指名しています。
石田投手は2位で指名する予定だったところ、指名順位が先だったDeNAに指名されたってところでしょうかね。
ちなみに、この年、カープは薮田を2位で指名、その薮田は今オフ、戦力外通告を受けています。
カープとFA
カープは伝統的にFA権行使の選手の獲得競争に乗り出すことは少なく、当時横浜だった内川選手の獲得に名乗りを挙げたくらいでしょうかね。
ただ、その後は、やはりお金が掛かるとして、消極的です。
それでも、昨年は、メジャー帰りの秋山の獲得レースに名乗りを挙げ、見事、入団にこぎつけるなど、多少の変化は見られますね。
また、仮に石田投手がFA宣言した場合、保障が要らないCランクの選手らしいので、後は、他球団との勝負になるでしょう。
石田投手自身の考え
石田投手は、昨オフ、今季のFA権取得を見越し、球団から複数年契約を打診されたのに、断り単年契約を結んでいます。
今オフ、石田投手はFA権行使について熟考する意向を示しており、他球団の評価を聞いてみたいとの情報もあります。
ですから、行使する可能性が高いのかも知れません。
石田の必要性
石田は貴重な左腕投手です。
カープの左腕は今季、先発として床田が申し分ない働きを見せ、森も頭角を現しつつあります。
また、玉村も少しずつ出てきましたし、黒原も1軍ではサッパリも、2軍では好成績を残しており、来季の飛躍が楽しみです。
ただ、中継ぎに関しては、森浦が不調、塹江、高橋昂也が伸び悩み、現役ドラフトで獲得した戸根も息切れしました。
終盤、ターリーが戻ってきましたが、所詮は外国人選手なので、いついなくなるかわかりません。
こう考えると、石田を獲得しても損はないでしょう。
新井監督の力
また、石田投手が新井監督と同じ高校出身でもあり、新井監督の人柄などは他球団からみても、魅力だと思います。
ですから、もし、石田投手が権利を行使すれば新井監督の出馬もあるかも知れません。
以前、内川選手が行使したとき、同郷の野村監督が出馬したように。
最後に
カープの選手に関しては、今日、あまり動きはありませんでしたね。
今週は、いよいよドラフト会議が行われます。
目が離せない1週間になりそうです。
ユーチューブ
本日、ユーチューブをアップしています。
広島市出身で広陵中学から、巨人に入団すると、逆シングルの名手として一世を風靡、1950年、新たに誕生したカープに唯一のスター選手として移籍し、主力打者として活躍、その一方、通算失策数は、プロ野球史上断トツの646個を記録、史上初の通算1500試合出場を果たし、現役引退後は、古葉氏と並ぶ11年にわたり監督を務めた白石勝巳氏。
今後とも、様々なカープレジェンドを紹介していきます。今まで知り得なかった選手や、エピソードに興味はありませんか?毎週発信していきますので、見逃さないためにも、是非、チャンネル登録よろしくお願いします。
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