過去、阪神とは熾烈なCS争いを経験
カープは、過去CSに2013年、2014年、2016年、2017年、2018年と5回出場していますが、現在、CS争いをしている阪神とは、2013年、2014年と2年連続でファーストステージを戦っているほか、2015年、2019年は共にわずか0.5ゲーム差で阪神に敗れるなど、熾烈な争いを経験しています。そこで、過去を振り返るとともに、今後を占ってみました。
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2013年、2014年は2年連続で3位カープ、2位阪神
カープが初めてCSに出場したのは2013年でした。この年、カープは、69勝72敗借金3ながら、3位に食い込み、甲子園球場で2位阪神と戦いました。
当時、絶対的なエース前田健太がいましたので、第1試合は前田が先発、阪神は能見やメッセンジャーでなく、高卒新人では初のCS先発となる藤浪でした。阪神は首位巨人が待つファイナルステージを意識しての選手起用だったと思います。
ところが、カープは、松山のタイムリーで先制すると、キラのスリーラン、丸や岩本にも一発が飛び出し、8-1で完勝。
続く第2試合はバリントンが先発、初回に西岡の先頭打者ホームランで先制を許すも、6回にキラのタイムリーツーベースで同点、エルドレッドのタイムリーで逆転すると、7回には梵のタイムリースリーベース、8回には小窪のタイムリースリーベースなどで突き放し、7-4で勝利。
カープは借金3ながら、2位阪神に連勝し、巨人とのファイナルステージに臨みます。ただ、巨人には一度も勝てず敗退しています。
翌2014年も、カープ3位、阪神2位という順位になりました。ただ、カープは74勝68敗と貯金を作っての3位でした。
この時、あの甲子園球場が、左半分真っ赤に染まっており、驚きの光景を目にした方も多いのではないでしょうか。
第1戦、カープは前年に続き前田健太が先発、阪神はメッセンジャーが先発し、0-0の投手戦が続きますが、6回、福留に痛恨のソロホームランを浴び1-0で惜敗しました。
続く第2戦、カープは大瀬良、阪神は能見が先発、しかし、お互い得点することができず延長12回0-0引き分け、規定により阪神がファイナルステージに進みました。
なお、阪神は巨人とのファイナルステージを勝ち抜き日本シリーズ進出を決めています。
以上のようにCSでは阪神と5分の戦いをしています。
2015年は阪神3位、カープは0.5ゲーム差の4位 誤審に泣く
緒方新監督となり、黒田、新井が電撃復帰し、前年の成績からして、優勝への期待も高かったのですが、69勝71敗で4位に終わります。ただ、3位阪神とはわずか0.5ゲーム差です。
この年、10月7日に行われた中日との最終戦、勝てばCSという試合。カープは前田健太が先発、一方の中日は山本昌の引退試合と銘打ってきました。
試合は0-0で進み、8回リリーフ登板した大瀬良が1アウトしか奪えず、まさかの3失点。3-0で敗れCS進出を逃しています。このとき大瀬良は中指を負傷しており、中継待機のジョンソンや、好調ヒースを何故使わなかったのかと、緒方監督に批判が殺到しましたね。
また、なんで、この大事な試合で、しかもマツダスタジアムで山本昌の引退試合をするんだと憤っていましたが、カープの選手はプレッシャーがあったのでしょうね。試合後、大瀬良が号泣し、前田健太がなだめているシーンが印象的でした。
しかし、この最終試合までこなくても、誤審により、勝ちゲームにならなかった試合がありました。それが、9月12日に行われた甲子園球場での阪神との1戦。
延長12回、田中広輔の放ったセンターへの大飛球はホームランと思われたのに、何故か審判はラバーとフェンスの間に当たったとして3塁打。結局、得点が入らず引き分けに終わっています。
後日、審判団があの打球はホームランであったと謝罪するも、試合をやり直す訳ではありません。
2019年も阪神3位、カープは0.5ゲーム差の4位
カープが4連覇を逃した2019年も、カープは3位阪神に0.5ゲーム差の4位でした。
この年、カープは8月中旬まで、いい戦いをしていましたが、バティスタのドーピング離脱、緒方監督による野間選手への暴行疑惑など、スキャンダルが噴出し、徐々に成績を落とします。
それでも、9月には、あと1勝すればCS確定の状況で連敗。公式戦は3位の状態で全試合を消化しましたが、その後阪神が何と6連勝で逆転されました。
最後まで何が起きるかわからない
以上のとおり、カープと阪神はCSを巡り、数々の因縁があります。
また、2015年は中日、山本昌の引退試合に邪魔されましたが、思えば先日も訳のわからないコリジョンルールとかで中日に邪魔されています。
カープ、阪神ともに残り8試合。カープはDeNA、中日、阪神、ヤクルトと2試合ずつ。阪神はヤクルトに4試合、カープに2試合、DeNA、巨人とは1試合ずつ残しています。
カープは昨日の負けで、圧倒的に不利になったのは否めません。
ただ、2015年、2019年ともカープが圧倒的に優位な状況であったにもかかわらず、逆転されています。ですから、逆も十分に有り得ると思います。
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