今年の野球殿堂メンバー発表 カープ関係者なし
野球殿堂博物館は、今年の殿堂入りのメンバーについて、競技者表彰のプレーヤー表彰として、ヤクルトでプロ野球歴代2位の通算286セーブ(36勝46敗)を挙げた高津氏と中日で通算219勝した山本昌氏を選びましたが、期待された黒田や野村の殿堂入りは叶いませんでした。
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野球殿堂とは
野球殿堂は、プロ野球などで顕著な活躍をした選手、監督・コーチ、また野球の発展に大きく寄与した人物に対して、その功績を称え顕彰するために創設されたものです。
表彰条件として、競技者表彰と特別表彰があり、更に競技者表彰は、プレーヤー部門とエキスパート部門に分かれます。
ポピュラーなのは、プレーヤー部門ですね。資格は、プロ選手で、引退後5年を経過してその後15年間の者とあります。まずは、選出委員が、候補者を選定の上、選出委員1名につき7人以内の連記で投票し、3分の2の有効投票があれば75%以上の得票者が表彰されるようです。
今回、カープ関係者では、黒田博樹、野村謙二郎、前田智徳、石井琢朗、佐々岡真司が候補者に名を連ねていました。
石井琢朗は横浜のイメージが強いですが、晩年、カープに選手として在籍し、そのままカープで指導者となっていますね。
最多得票は黒田博樹
今回、最多得票は、黒田博樹の165票(45.7%)、次いで野村謙二郎の68票(18.8%)、前田智徳の37票(10.2%)、石井琢朗の29票(8.0%)、佐々岡真司の13票(3.6%)となっています。
昨年、12月1日に、候補者が決まった際、新規候補者として黒田博樹、三浦 大輔の2人が選出され、黒田が最短での殿堂入りが期待されましたが残念でした。
しかし、カープ関係者のうち、新規候補者の黒田が最も高い得票を得たのはさすがですね。ちなみに三浦大輔は7票(1.9%)でした。
広島出身の高津が受賞
カープ関係者ではありませんが、広島市出身で現ヤクルト監督の高津氏が殿堂入りを果たしました。高津氏の談話として「カープの選手に憧れ、プロ野球選手になりたい一心で学生野球を頑張ってきました。」とありますので、子どものころはカープファンだったと思います。
カープに縁がなかったのは残念ですが、広島出身者として、今後も頑張ってほしいですね。
カープ関係者第1号は石本初代監督
野球殿堂での表彰者は、1959年、日本プロ野球の父と言われた正力松太郎氏が第1号で、今回、高津氏、山本昌氏とともに特別表彰された松前氏まで、計212名いますが、カープ関係者第1号は1972年第42号の石本秀一氏となります。
石本氏はカープ初代監督で、カープの解散危機も救ってくれた大恩人ですね。その後、鉄人衣笠氏やミスター赤ヘル山本浩二氏など、そうそうたるメンバーがいます。
ただ、最近は2018年の金本氏を最後にカープ関係者は出ていません。またカープ生え抜きでは、2013年大野豊氏まで遡ることになります。
来年は是非黒田氏を
最近、カープ関係者の殿堂入りが出ていませんが、来年は是非、黒田博樹氏を表彰してほしいですね。最近数少ない200勝投手ですし、何といってもメジャーの20億とも言われる年俸を断り、カープに戻ってきてくれた男気は今でも心に響いています。
来年、楽しみに待ちたいと思います。
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