戦力外通告を受けた安部が引退の意向
先日、戦力外通告を受け、トライアウトを受験した安部内野手ですが、NPBからのオファーがなく、このたび引退を決意したことがわかりました。安部は2007年高校生ドラフト1位で入団し、3連覇にも大いに貢献しましたが、残念な結果となりました。そこで、同年のドラフト同期がどうなったのか調べてみました。
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安部は2007年高校生ドラフト1位
安部は、2007年高校生ドラフト1位で入団した選手です。当時のドラフトは高校生と大学・社会人に分かれており、大学・社会人ドラフト1位は日大の篠田投手でした。
ただ、安部は純粋な1位でなく、いわゆるハズレ1位。当初は成田高校の唐川投手を指名したものの、ロッテと競合し、抽選に敗れています。
唐川については、当初先発から、ここ数年は中継ぎに回っているようですが、通算78勝を挙げ未だにロッテで現役生活を送っていますね。
ですから、唐川の抽選に敗れ、福岡工大城東高校の安部を指名しています。
ただ、入団に当たってはすんなりではなかったですね。確か、親父が出てきて、どうしても入団させたいなら、数年間はショートを獲るなとか、言い放っていました。ですから、入団時はあまりいい印象がなかったです。
下積みも長かったですが、2016年、カープ3連覇の初年度からは、ほぼ1軍に定着し、サードのレギュラーとして3連覇に貢献してくれました。
2007年高校生ドラフト1位
では、2007年高校生ドラフト1位で指名された他球団の選手は一体どうなっているのでしょうか。
既にNPBを引退したのは、オリックス・丹羽、ヤクルト・佐藤、楽天・寺田、阪神・高濱、中日・赤坂、巨人・藤村の6名。
未だに現役なのは、日本ハム(巨人)・中田、横浜・田中健二朗、ソフトバンク(中日)・岩嵜、ロッテ・唐川の4名。
なお、西武は、スカウト活動中にアマチュア選手に金銭供与するなどの不正行為を行ったとし、ドラフト1位、2位の選択権をはく奪されています。
ですから、安部の獲得は成功と言えるでしょう。
カープのドラフト同期
カープのドラフト同期としては、高校生では、丸と中村憲になります。
丸はご承知のとおり、MVP級の大活躍。しかし、巨人にFA移籍してしまいました。
また、大学・社会人では、篠田、小窪、松山の3名です。
既に篠田、小窪は引退しており、現役で残っているのは、カープでは松山ただ一人となりましたね。
しかし、この2007年、中村憲はほとんど活躍しませんでしたが、丸、安部、松山、小窪、篠田と5名は戦力になっていますし、この年のドラフトは大成功と言えるでしょう。
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最後に
安部が引退ということで、昨年の今村同様、3連覇に貢献した選手が引退するというのは寂しいですね。
しかし、いつまでも3連覇メンバーに頼っていては、次の優勝はないでしょう。
来季は、田中広輔、野村、中崎、岡田、一岡など、今季以上に戦力外通告を受ける選手が出てくるような気がします。
最後にもう一花咲かせてほしいですね。
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