ドラフト同期で1位より下の順位が活躍するケース
ドラフトで入団する選手ですが、同い年で同じポジションの場合、お互い意識するケースも多いようです。先日、ドラフト1位、2位選手が同一年で同学年の投手の場合、どちらの投手が活躍するのか、ブログに書きましたが、今日は野手を調べてみました。
投手については、こちらに書きましたので、良かったらご覧ください。
大瀬良、九里は残留。同期のドライチ、ドラニであればどちらの投手が活躍するのか?
高橋大樹と鈴木誠也が指名された2012年
有名なのは、2012年のドラフトですね。この年のドラフトの目玉は、藤浪、大谷、菅野あたりでした、ただ、大谷は高卒すぐにメジャーを目指していたため、各球団に指名しないよう懇願していましたし、菅野は前年日本ハムが強行指名して留年中。
そのため、競合は藤浪と見られていましたね。藤浪は4球団の競合、大谷は日本ハム、菅野は巨人が単独指名となります。
カープは、当時から独自路線が多く、東福岡高校の左腕森雄大の一本釣りを目指しますが、何と楽天と競合し、抽選の末、敗れます。ハズレ1位でNTT西日本の増田を指名するものの、またしても競合し、抽選の末、西武に敗れることになります。
松田オーナーは、単独指名のアテが外れ、激怒していましたが、森は今や戦力外となり育成契約。
結局、投手の指名はあきらめ、1位は竜谷大平安高校の高橋大樹を指名、また、2位も同じく、野手で鈴木誠也を指名しました。更に3位以下も、上本、下水流、美間と立て続けに野手を指名します。
当時は、投手を指名しないのかと、いろいろ批判もありましたが、終わったら大成功のドラフトでした。わからんもんですよね。
高橋が1位、鈴木誠也が2位
指名順位は高橋が1位、鈴木誠也は2位でした。高橋は甲子園に出場し、第25回AAA世界野球選手権大会の代表にも選ばれます。そこで、22打数10安打、打率455と大活躍、高校通算成績は43本塁打もあって、評価は高かったですね。
一方の、鈴木誠也は、最悪育成契約とかの話しもあったようですが、カープの尾形スカウトが、近藤スカウトの推す北条を振り切り、2位での指名となりました。
プロ入り直後は、高橋は鈴木誠也には負けると思っていなかったのでしょうね。片や鈴木誠也は高橋には絶対に負けないと猛練習を課して現在の地位を掴みました。
ドラフト同期で同ポジションの場合、通常は上位選手が活躍するのですが、沢崎と黒田のように下位指名選手の方が活躍するケースもありますね。
他の年では
投手でドライチ、ドラニで同学年のケースはちらほらありましたが、野手の場合は、あまりありませんでした。そこで、1位と2位だけでなく3位、4位も調べてみました。
最近では次のような感じです。
年 | 順位 | 氏名 | 順位 | 氏名 |
1991 | 1位 | 町田公二郎 | 4位 | 金本知憲 |
1998 | 1位 | 東出輝裕 | 2位 | 井生崇光 |
2007 | 1位 | 安部友裕 | 3巡目 | 丸佳浩 |
2017 | 1位 | 中村奨成 | 4位 | 永井敦士 |
こうして見ると、1991年は金本、2007年は丸と下位指名の選手が勝っています。
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まとめ
相対的に投手に比べ、野手の方が下位指名から大選手になるケースが多いような感じがします。今年は、3位中村健人、6位末包がどこまで活躍するのか楽しみですね。
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