トライアウト参加者でプロ本契約者はゼロ
今年の12球団合同トライアウトが行われてから、早や2週間が経過しました。年の瀬も押し迫ってきましたが、12月22日現在、参加者33名のうち、再びNPBプロ球団と本契約を結んだ選手はゼロ、育成契約1名という有様です。そこで今後の見通し等を考えてみました。
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今年のトライアウトの模様
今年のトライアウトの模様はこちらに書きましたので、よかったら御覧ください。
このトライアウトでは、投手では、元オリックスの荒西、元ロッテの永野、台湾でプレーした高野圭祐、野手では、BC福井でプレーした中村などが結果を残しました。
また、2018年パリーグ最多勝投手に輝いた元西武の多和田や、前評判が高く高卒3年目となる元巨人の山下あたりも注目されていました。
カープからは、中村恭平、畝章真、高橋大樹の3名が参加しましたが、中村、畝ともに1安打打たれたほか、高橋は6打数ノーヒットと、いずれも結果を残せませんでした。
本契約なし、育成契約1名のみの模様
報道によると、トライアウト参加者33名のうち、日本ハムが巨人を戦力外となった古川侑利投手を育成契約で獲得する見込みとの情報があるものの、このほかに契約に至る選手はいません。
ですから、注目されていた荒西、永野、高野、多和田といった投手陣、中村、山下といった野手陣にも吉報は届いていません。
ただ、山下については、プロではありませんが、社会人野球の強豪、三菱重工East入りする模様です。
トライアウト不参加者では
トライアウト不参加者では、巨人が、オリックスを自由契約になった鈴木優と、勝俣翔貴を育成で、中日がロッテ戦力外の大嶺祐太を育成で、また、楽天が、ソフトバンク戦力外の川島慶三を支配下で、釜本豪を育成で獲得する模様です。
一方、実績のある元楽天の牧田、元西武の吉川などは、良い情報がありません。
日本ハムのノンテンダー3人衆は
日本ハムから来シーズンの契約を提示せずノンテンダーとして自由契約となった、大田、西川、秋吉ですが、大田が横浜DeNA、西川は楽天に決まったようです。残るは秋吉だけですね。
カープは誰も獲得しないのか
ここまで、巨人、楽天、横浜DeNAなどは、補強を積極的に行っていますが、カープは新外国人選手とドラフト以外、選手獲得の動きがないですね。
このまま獲得なしの可能性が高くなってきました。
元カープの選手はどうなるのか
トライアウトに参加した中村恭平、畝章真、高橋大樹については、残念ながらユニフォームを脱がざるを得ないかも知れないですね。
ただ、トライアウト不参加ですが、実績十分の今村については、どこか契約する球団があると思ったのですが・・・・。 厳しい世界です。
もはやトライアウトは戦力外選手の引退試合なのか
トライアウトを受験した選手の合格率は5~6%のようです。しかも育成契約が多く、本契約を勝ち取るのはほんの僅かですね。
やはり、トライアウトで合格しても、ほとんどの選手が活躍することなく、再び戦力外となるケースが多いので、仕方ないことでしょう。
トライアウトでは、家族席が設けられているようです。となると、参加する選手も、再契約を半ばあきらめ、ある意味、家族に見せる引退試合として望んでいるのかも知れません。
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