2021年のカープを検証
2021年、3年連続Bクラスに沈んだカープですが、個人的に考えるに、コロナ禍で離脱者が大量に発生したこと、外国人選手が機能しなかったこと、そして佐々岡監督の采配、この3つの要素が大きかったと思っています。そこで一つずつ検証してみました。
|
コロナ禍での大量離脱
昨年に引き続き、コロナ禍での開催となった今年のプロ野球、カープ球団は遠征先でも、外出禁止にするなど、コロナに対して万全の体制で臨んでいたそうですが、大量の感染者が出てしまいました。
当時のブログはこちらにありますので、良かったら御覧ください。
まずは、5月17日、菊池、小園、正随の3名がコロナに感染したことが判明すると、その後のPCR検査で、鈴木誠也、長野、羽月、石原、大盛の5選手及び朝山コーチ、スタッフの計7名が感染したことが明らかになりました。
この時点で、カープは、15勝19敗5分 勝率441 で首位阪神と10ゲーム差の4位でした。この時点で好調ではなかったですが、まだまだ序盤であり、巻き返せる状況でした。
しかし、コロナ禍で大量離脱者が出たタイミングがまた悪かったですね。その後に行われる交流戦で大失速します。
通常、交流戦はパリーグが圧倒的に強く、カープが負けてもセリーグ他球団も負けが込んでいるので、そこまでゲーム差は広がりません。
ところが、今年の交流戦はセリーグ各球団とも善戦し、カープだけが取り残されました。結局、3勝12敗3分 勝率200という燦燦たる成績で交流戦最下位。史上初の先発投手勝ち星なしという失態となりました。
交流戦が終了した6月16日時点で、カープは、19勝32敗8分 勝率372で最下位に沈んでいます。
機能しなかった外国人
例年、カープは優秀な海外スカウトの力もあり、外国人選手がそこそこ活躍するのですが、今年はサッパリでした。
期待のクロンは最後まで自分のスイングを変えようとせず、1年で退団することなり、また、2軍では帝王のメヒアも活躍できませんでしたね。
投手ではコルニエル、バードがそこそこ活躍しましたが、クローザー候補のフランスアは故障上がりで全盛期とは程遠い内容でしたし、新外国人投手のネバラスカスに至ってはわずか1試合先発しただけ、制球難で即座に2軍落ちとなります。
他球団では、ヤクルト、阪神、巨人、中日、横浜と5球団とも外国人選手がすべて主力として大活躍しており、この差も非常に大きかったと思います。
佐々岡監督の采配
そして、最後はここになります。
打率はいいけれども得点を奪うのが非常に下手になりました。終盤になって、ようやく機動力を使った攻撃が見られるようになりましたが、それまではただ打つだけといった感じで、これでは監督なんていらないのではないかと思いました。
投手に関しても、選手交代が後手後手に回っていましたし、また、4連投になるからと、栗林を温存して負けた試合もありました。
どうも勝負勘とかよくないですよね。このあたりは経験値なのかも知れません。
しかし、同じ投手出身の高津監督が、就任2年目で昨年最下位のヤクルトをリーグ優勝、そして日本一に導いています。ヤクルトとカープの戦力を比較した場合、カープが劣っているとは思いません。
となると、佐々岡監督の采配に疑問符が付くのは当然でしょうね。
まとめ
カープ低迷の要因はこの他にも、地元での大声援がなかったとか、色々あるとは思いますけども、私の独断で、この3つとしました。
この3つについて、コロナについてはある程度仕方ない部分があるかも知れませんが、これまで通り感染対策を万全にしてほしいです。
また、新外国人選手は使ってみないとわかりません。ただ、ダメだったら、速やかに次の外国人選手を手配するとか対策を講じてほしいです。
最後の佐々岡監督の采配に関しては、来年、東出野手総合コーチが加入しますので、彼の手腕に期待です。
来年は、更に鈴木誠也の移籍という、大きな問題が生じますので、何とか頑張ってほしいですね。
(良かったらクリックお願いします)↓😄
コメント